「絵で見る子供の心」Vol.1
子供が口がない人を描いていたら
~心の中に何がしまってあるの?~
幼稚園や小学校の学期末に子供が一学期分の絵などをまとめてもって帰ってくると、その絵の上手・下手に関わらず、「あれ?何だろう。この絵!」と思わず目にとまり、気がかりになったりすることはよくあることですよね。
というのも、きっと絵には描いた人の心が映し出されるという話をみなさんがどこかで耳にして、知っているからでしょう。果たして、おぼろげに知っているそのような話は本当のことなのでしょうか?答えは「Yes」です。 心の中にしまってあることが絵に表れるとは、少し恐いような気もしますが、見方を変えればこれはすごいことかもしれません。なぜならば、ふだん、(あえてこんなことまで子供と話をしない)とか、(まだ大人のように上手に言葉で表現することができない子供の心)を絵にしまって、しっかりと受け止めてあげることができるからです。そして、「そうか、そんな風に考えていたのね」とか「今こんなことが心にひっかかっていることなのね」というように子供が上手に伝えることのできない心をしっかりと受け止め「それなら、こうしていこう」と望ましい形にしていくことが十分可能だからです。これは、子供のより望ましい成長と同時に親の育児への安心感も得ることができるといえるようです。
さしあたり、ここで頻度の高い子供の絵からのサインポイントをご紹介しておきます。「あれ?」と思ったときは、少し心にとめて、子供と接してみるといいと思われます。きっと、もっともっと素敵な子供の笑顔に出会えると思います。
絵で見る子供の心 答え
子供が口がない人を描いていたら
もっともっとあまえさせてあげて!
口のない人が描かれている場合、子供が自分の弱い部分や甘えたい気持ちを充分に表すことができなくて自分の中に閉じこめてしまっていることが考えられます。例えば、「大きな子は転んだぐらいで泣いちゃダメよ。」とか「お兄ちゃんなんだからもっと我慢しなさい」というようなたぐいの親の言葉かけによって、子供はそのような気持ちに陥っていくようです。このような時には、充分にスキンシップをとってあげて下さい。
子供が腕がない人を描いていたら
力で押さえつけないで!
腕のない人が描かれている場合、子供が力への不安を抱いていることが考えられます。力というのは「子供は口出ししなくていい」とか「親のいうことを聞けばいい」というような権力行使から、手をあげる蹴るなどの虐待といわれる肉体的に加わる力まで広く意味しています。親は親サイドの気持ちを伝えたい時、話し合うという方法で子供に伝えるように心がけたいものです。例えば「そんなことをされたらお母さんとっても悲しい」とか「何度いっても分かってもらえないとお母さんとっても困る」というように工夫を凝らせば案外伝える方法はあるかもしれません。













