最近の小学生事件や虐待事件について・・・

多くの虐待事件をはじめ、幼い子供達が犠牲となる悲しい事件が相次いでいます。今後の事件防止として様々なことが考えられていますが、事件を起こしてしまう人達の多くが幼少期の家庭環境に何らかの心理的要因があった事を皆さんはお気づきでしょうか?心理学では子供が子供らしく生活する事ができない家庭環境を機能不全家族といいます。(日本の多くの家庭が少なからず機能不全家族とも言われています)

例えば、親から十分な愛情を受けられない場合や、親から多大な期待をかけられて好きな事もできない場合がこれにあたります。また、両親が離婚をしているかどうかはあまり関係なく、子供が育つ環境の中で触れ合う大人達のかかわり方が大きく影響していると言えます。そして機能不全家族で育った人はそれを解消しない限り、ほとんどが機能不全家族を作ってしまいます。(虐待をされて育った人が自分の子供に虐待をする、虐待の連鎖が起こるのはその為です)

逆に考えると、人の性格は12歳くらいまでに形成されると言っても過言ではありません。戦後日本は大家族から核家族へと移行し、子供が子供らしくふるまえて自分で考えて行動できる環境がどんどん減少していき、同時に子供が親へ自分の心情を安心して話せる時間も減少してきています。それにともない限られた家庭という空間の中に親と子が隔離された状態となり、良きも悪しきも子供の生き方、やり方を支配してしまいがちだと言えます。つまり、子供が親に自分の考えや気持ちを安心して話せないという事は、子供が愛情を感じる時間(機会)が減ったという事でもあります。

人は誰でも自分の存在を他人に認められたいものです。犯罪者が逮捕された時「目立ちたかった」とか「名を残したかった」という言葉を発するのもその為です。通常は相手の存在を両方通行の会話という方法で感じ合いますが、犯罪は機能不全家族で育つ中、<認められたい>という気持ちが屈折した形で行動に表われた結果でもあります。子供にかかわる全ての大人達が子供らしくふるまえる環境を作る事ができれば、いずれ犯罪はなくなると私は信じています。心理学には「心」のしくみを解く数多くの理論があり、それを学ぶ事により、豊かな人間関係を構築できるようになります。

当学院の心理学講座ではその理論を豊富に学んで頂けるようになっています。運悪く機能不全家族で育ってしまった方や、今の家族環境が機能不全家族ではないだろうか?と感じる方に心理学を学んで頂き、まずご自身の人生を実りあるものに、そしてご自身にかかわる全ての人々の人生がより豊かなものになる事を願ってやみません。